診療に関する質問
診察を受けずに薬だけ受け取ることはできますか?
診察を行わずに薬を処方することはできないため、必ず診療を受けてください。
慢性疾患で再受診の場合は、薬だけ受け取ることはできますか?
法律で薬の処方だけを行うことは禁止されています。診察で医師が現在の状態について患者さんのお話を直接うかがった上で処方が可能になります。
風疹の抗体検査を受けられますか?
可能ですので、診察の際に医師へ直接お伝えください。
紹介状の発行は可能ですか?
可能ですので、診察の際に医師へ直接お伝えください。
手術や検査に痛みはありますか?
当院では、患者さんが痛みを感じることがないよう、きめ細かく配慮した診療、検査、治療、手術を行っています。鎮静剤や麻酔などを使うことで、検査や手術中の痛みを軽減することができます。 さらに、術後のも痛みを最小限に抑えるためにも、さまざまな配慮や工夫を行い、患者さんにも痛み止めに効果的な服用方法、痛みを抑えるための姿勢やポイントなどもアドバイスしています。 痛みに対するご不安がある場合は、お気軽にご相談ください。
ピロリ菌感染陽性です。除菌治療は可能ですか?
当院では、ピロリ菌の除菌治療を行っています。保険適用で除菌治療を行うためにはいくつかの条件がありますので、ご相談ください。
ピロリ菌の除菌治療で2回失敗しました。3回目を受けられますか?
保険適用されるのは2回目の除菌治療までですが、自費診療であれば3回目以降も可能です。自費診療のピロリ菌除菌治療では、使用できる薬にも制限がないため、3回目・4回目で成功されるケースもあります。ご希望があればお問い合わせください。
ペニシリンのアレルギーがあってもピロリ菌の除菌治療はできますか?
可能ですが自費診療になります。保険診療では使用できる薬が決められていて、ペニシリン系以外の薬を使うことができません。自費診療ではこうした制限がないため、ペニシリン系以外の薬を使った除菌治療が可能になります。
アレルギー検査にも対応していますか?
当院では採血によるアレルギー検査を行っており、花粉症、ハウスダストなどさまざまなアレルゲンについて調べることができますので、ご相談ください。
市販薬とクリニックで処方される薬に違いはありますか?
一般的には医師処方の薬は市販薬より効果が高く、さらに作用機序が違う薬など市販薬にはない多数の薬の処方が可能になっています。症状、状態、体質、ライフスタイルなどにきめ細かく合わせた処方が可能であり、複数の薬を処方する際にもそれぞれの影響を考慮した上で処方するため、安全性が高くなります。
胃内視鏡検査に関する質問
受診したその日の胃内視鏡検査はできますか?
予約制ですので、ご予約をお願いしています。ただし、アニサキス症など緊急性が高いケースでは、受診当日の胃内視鏡検査を行うこともあります。検査枠の空きや直前の食事時間などによりできない場合もありますので、お問い合わせください。
風邪で体調が悪いのですが内視鏡検査を受けられますか?
風邪をひいているなど明らかな体調不良がある場合や、37.5度以上の発熱がある場合、検査は延期されます。日程を変更し、体調が回復してからの検査となりますので、お大事にお過ごしください。
胃内視鏡検査ではどんなことができますか?
極細の内視鏡スコープを口や鼻から挿入して、食道・胃・十二指腸と咽頭の粘膜も詳細に確認できます。検査中に止血処置や組織採取を行うことができ、採取した組織で病理検査を行ってさまざまな疾患の確定診断が可能です。またピロリ菌感染の有無を調べることもできます。
胃内視鏡検査はどのように行われますか?
胃内視鏡検査ページをご確認ください。わからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
胃内視鏡検査ははどのくらい時間がかかりますか?
通常、検査自体の所要時間は5~10分程度で、組織を採取する場合もそれほど長くなることはありません。 ご来院からご帰宅まで、問診や準備、検査後のご説明なども含めた院内滞在時間は、1~2時間程度です。 時間に余裕を持ってきていただければ、安心して検査を受けていただけます。
費用はどのくらいかかりますか?
健康保険の負担割合、検査内容、組織採取の有無などにより変わりますので、胃内視鏡検査ページに目安の金額を記載しています。
胃内視鏡検査に痛みはありますか?
一般的には、口から挿入する経口検査では、触れると強い嘔吐感を起こす舌の根元にスコープが当たり苦しいと感じる方が多くなっています。鼻から挿入する経鼻検査では、水に入った際のようなツンとする刺激はありますが、舌の根元にスコープが直接当たることはなく、経口検査に比べると大幅に苦痛が経験されていると感じる方が多くなっています。 痛みに対する感覚は個人差が大きいため一概には言えませんが、当院では軽い鎮静剤を使って痛みや不快感を軽減した検査を受けられる内視鏡検査を行っています。ご不安がある場合にはお気軽にご相談ください。
歯磨きで奥歯を磨く時にもオエッとするので、胃内視鏡検査はやめた方がいいですか?
当院では、鼻からスコープを挿入して嘔吐感が起こる場所にスコープが直接当たらない検査や、軽い鎮静剤を使って痛みや不快感を最小限にした内視鏡検査を行っていますので、安心してご相談ください。
鎮痛剤・鎮静剤を使わずに楽に受けられる胃内視鏡検査は可能ですか?
鼻から挿入する経鼻検査は、強い嘔吐感を起こす舌の根元に直接スコープが当たることがないため、大幅に苦痛を抑えた検査が可能です。鎮静剤なしでも特に問題なく検査を受けられる方も多くなっています。ただし、痛みの感受性には個人差が大きく、舌の根元に触れると強い嘔吐感を起こしやすい場合は、鎮静剤を使った検査をおすすめします。
検査結果を当日に説明してもらえますか?
当院では内視鏡検査の結果を当日にお伝えしていますが、ご希望があれば別の日にずらすこともできますので、ご相談ください。なお、生検を行う場合は結果が出るまでに10日程度かかりますので、その場合には再度ご来院いただいて結果をお伝えしています。
検査後は、すぐに帰宅可能できますか?
鎮静剤を使用しない検査を受けた場合、検査終了後に医師からの説明を受け、その後すぐにご帰宅いただけます。鎮静剤を使う検査では、検査終了後にリカバリールームで少し休んでいたいただいてから説明を受け、ご帰宅となります。
胃内視鏡検査後、食事できるのはいつですか?
検査終了後、1時間後ほどで飲食可能になります。最初は少量の水を口に含み、慎重に飲んで、むせたりしないかを確認してください。 組織採取を行った場合には、2時間以上経過してから可能になります。少量の水でむせないかを確認してください。なお、組織採取を行った場合、当日の食事は消化しやすいものを食べ、刺激の強い香辛料やアルコールは避けてください。
検査後、車の運転はできますか?
鎮静剤を使った検査を受けた場合、当日の自動車、オートバイ、自転車の運転はできません。鎮静剤を使わない検査を受けた場合は当日の運転が可能になります。
ピロリ菌感染検査はできますか?
自費診療の検査は、いつでも可能です。保険適用の検査は、胃内視鏡検査を行い、胃炎などの所見が認められた場合といった条件があります。
胃内視鏡検査後に、何か制限はありますか?
胃内視鏡検査では、当日の激しい運動は控えていただきますが、翌日からは運動、移動などに関する制限は時にありません。
妊娠中や授乳中の胃内視鏡検査は可能ですか?
授乳中の場合は可能ですが、鎮静剤を用いず、局所麻酔のみの検査をおすすめします。妊娠中の胃内視鏡検査は行っていませんので、出産後に受けるようにしてください。なお、アニサキス症が疑われるなど、緊急性が高い場合には、産科が併設された大学病院などで胃内視鏡検査を受けることをおすすめしています。
検査結果を後日聞くことは可能ですか?
可能です。その場合は、ご相談の上、ご予約をお願いしています。
胃内視鏡検査と造影剤を使ったX線検査は精度が異なりますか?
X線検査は微細な病変や平坦な病変を見つけることは難しく、粘膜の色や毛細血管の分布状態もわかりません。胃内視鏡検査では、粘膜のすみずみまで詳細に確認できます。当院では、特殊な光によって毛細血管の強調表示や炎症の強調表示などの観察が可能な最新の高度な内視鏡システムやスコープを導入しています。がんは周囲に血管を集めるため、毛細血管の分布をみることで微細で平坦ながんも容易に発見できます。また、胃内視鏡検査では検査中に組織の採取ができるため、病理検査を行って確定診断が可能です。
胃内視鏡検査では、食道・胃・十二指腸以外の疾患は発見できませんか?
内視鏡を挿入する際に、喉(咽頭)の粘膜も観察できるため、当院ではその部分の観察もしっかり行っています。疑わしい病変などが咽喉に確認された場合には、耳鼻咽喉科をご紹介して速やかに適切な検査・治療を受けていただけるようにしています。
大腸内視鏡検査についての質問
大腸内視鏡検査は予約しないと受けられませんか?
はい、大腸内視鏡検査は予約制ですので、事前のご予約をお願いします。
大腸内視鏡検査は、事前受診が必要ですか?
大腸内視鏡検査では、前日や当日に下剤を服用する必要があります。事前診療ではそうした薬をお渡し、制限などについてわかりやすくご説明しています。安全性の高い検査を行うためにも、事前診療は不可欠です。なお、事前診療は、大腸内視鏡検査ご予約日の1週間前までにお受けください。
大腸内視鏡検査はどのように行われますか?
大腸内視鏡検査ページをご確認ください。
大腸内視鏡検査の所要時間はどのくらいですか?
検査自体の目安の時間は15~30分で、組織採取やポリープ切除を行った場合はもう少しかかります。また、大腸の形状や癒着などにより、所要時間が変わります。 問診、準備、検査後のリカバリーなども含め、ご来院からお会計までの院内滞在時間は、2~3時間程度が目安です。他に検査の4時間前から下剤を飲んで腸内をきれいにする時間も必要です。下剤服用は基本的にご自宅で行いますが、院内服用をお選びいただいた場合には、検査時間の4時間以上前にご来院いただく必要があります。
費用はいくらくらいですか?
組織採取やポリープ切除の有無、1割負担・3割負担など保険によって窓口負担の金額はは変わります。目安の金額を大腸内視鏡検査ページに記載しています。
大腸内視鏡検査は痛くありませんか?
当院では痛みや不快感を最小限に抑えた大腸内視鏡検査を行っています。痛みの感覚は個人差が大きく、腸の形状も人それぞれ違い、癒着の有無などによっても変わってきます。鎮静剤を使って眠っているような状態で受けていただく苦痛に配慮した内視鏡検査も可能です。
麻酔を使って大腸内視鏡検査を受けられますか?
当院では軽い鎮静剤を使って眠っているような状態での苦痛に配慮した内視鏡検査が可能です。鎮静剤の量は患者さんの年齢や状態などによってきめ細かく調整しており、厳密にコントロールしていますので、検査が長引いても途中でさめてしまうことはなく、検査が終了したらすぐにさめます。なお、影響から十分に抜けるまでしばらくリカバリールームでお過ごしいただきます。
検査当日、普段飲んでいる薬は服用していいですか?
事前診療の際に、普段、お薬を飲んでいる方はお薬手帳や飲んでいる薬がすべてわかるものをご持参ください。 血液サラサラの薬やサプリメント、糖尿病などの場合は特にしっかり確認する必要があります。事前診療では、前日や当日の服薬・休薬をご説明しています。
風邪をひいて体調が悪くても、検査可能ですか?
風邪などにかかっているなど明らかな体調不良がある場合や、37.5度以上の発熱がある場合には、検査を行うことはできず、延期となります。日程を変更して、体調が回復してからの検査をお願いしていますので、お大事にお過ごしください。
生理中でも検査可能ですか?
可能です。生理中でも問題なく行うことができます。気になることがありましたら、看護師など女性スタッフにご相談ください。安心して受けていただけるよう、看護師がケアやサポートを行います。
大腸内視鏡検査前日などの食事はどんなものが適していますか?
素うどんや白粥、食パン、豆腐、ゼリー飲料など、消化の良いものが適しています。薬味や漬物、具、箸休め、ふりかけなども食べないよう注意してください。前日に避ける食材としては、キノコ、海藻、果物、野菜、脂肪分の多いもの、ゴマなど細かい粒、ハーブやスパイス、香辛料などです。水分摂取は水など糖分を含まない透明なものでとってください。脱水を起こさないためにも、水分摂取はしっかり行ってください。
大腸内視鏡検査の前の処置ではどんなことをしますか?
当日検査の約4時間前になったら、約2リットルの下剤(腸管洗浄液)の服用を開始し、時間をかけてすべて飲みきります。どうしても全部は飲めないという場合には、当院までご連絡ください。なお、院内で下剤を飲んでいただくことも可能ですので、ご希望があれば事前診療の際にお伝えください。個室で下剤を服用いただき、お声がけいただければスタッフが対応しますので、下剤服用にご不安がある場合にも安心できます。
大腸内視鏡検査の前日や当日朝の準備の内容を教えてください
検査前日
食事は消化の良い白粥や豆腐などを食べてください。20時までに夕食をすませ、以降は検査が終わるまで絶食です。水分は透明で糖分のないものでしたら、当日のご来院まで制限なく飲んでいただけます。なお、前日のアルコール摂取は禁止です。夕食後に事前にお渡しした下剤を服用し、早めに就寝してください。当日朝
普段薬を飲んでいる場合は、事前診療の際の指示に従って休薬、服薬してください。検査4時間前になったら事前にお渡しした下剤(腸管洗浄剤)2リットルを飲みはじめ、時間をかけて飲みきります。3時間程度で排便が落ち着いたら、予約時間の少し前にご来院ください。 鎮静剤を使った検査を受ける予定のある方は、当日の自動車、バイク、自転車の運転が禁止となります。ご自分で運転してご来院いただいた場合、ご帰宅時には車を置いてタクシーなどで帰らなければならなくなります。
大腸ポリープ切除を受けた場合、すぐに帰宅できますか?
鎮静剤を使わない場合は、検査後、医師から結果説明を受けたらすぐにご帰宅できます。 鎮静際を使った検査を受けた場合は、リカバリールームでしばらくお休みいただいてから医師のご説明となります。
大腸内視鏡検査当日に車を運転して受診しても大丈夫ですか?
鎮静剤を使った検査を受けた場合は当日の運転は禁止されます。ご自分で運転してご来院いただいた場合、ご帰宅時には車を置いてタクシーなどで帰らなければならなくなります。
大腸内視鏡検査の後は、すぐに食事ができますか?
食事は可能ですが、食事を中断していた時間が長いため、急いで食べると胃や腸が驚いて働きが低下することがあります。消化の良いものから少しずつ食べて様子を確認してください。なお、組織検査やポリープ切除を受けた場合には、食事に制限がかかります。
大腸内視鏡検査後に、長距離移動や運動などの制限はありますか?
検査だけの場合には、特に制限はありません。ポリープの切除を受けた場合には、手術後1週間程度、長距離移動や運動、飲酒を控える必要があります。また、食事でも刺激の強いものなどは食べないようお願いしています。制限内容や期間には個人差がありますので医師にしっかり確認してから行うようにしてください。
日帰りポリープ切除を行っていますか?
当院では内視鏡検査中に発見した前がん病変の大腸ポリープを、その場で切除する日帰り手術を行っています。入院や改めて切除スケジュールを作るが必要なく、下剤服用なども1度ですみます。 大腸内視鏡検査で発見した大腸ポリープは、その場で日帰り手術として切除が可能であり、入院も必要ありません。 ただし、ポリープの数、サイズ、血管の存在、血液をサラサラにする薬の内服の有無により、複数回の切除や入院による治療が必要になる可能性もあります。その場合には適切な医療機関をご紹介いたします。
検査中のポリープ切除は、事前に説明をしてもらえますか?
検査中に切除や組織採取などを行う可能性がある場合、当院では、切除や採取の内容、可能性のある合併症、術後の制限などを事前にくわしくご説明し、同意をいただいてから行っています。わからないこと、気になることがあったらお気軽にご質問ください。
たまに出血する痔があって便潜血検査が陽性です、この場合、大腸内視鏡検査は必要ですか?
痔がある場合も大腸がんなどがあるケースは存在します。陽性でも痔があるからと大腸内視鏡検査を受けずに大腸がんが進行してしまうこともあります。便潜血検査陽性で大腸内視鏡検査を受けた30%の方に大腸ポリープは発見されると指摘されていますので、大腸内視鏡検査を受けるようおすすめします。
1回目の便潜血検査は陽性、2回目は陰性という場合も大腸内視鏡検査を受けた方がいいですか?
早めに大腸内視鏡検査を受けてください。大腸がんがあっても出血の頻度が高くないケースはよくあります。こうしたことを考慮して2回法が行われており、どちらか片方でも陽性になったら精密検査が必要です。
大腸内視鏡検査で肛門の状態もチェックできますか?
当院では消化器内科と肛門内科の専門的な診察を行っていますので、肛門に関する疾患の早期発見・診断・治療の経験も豊富です。安心してお任せください。
大腸内視鏡検査はどのような感染対策を行っていますか?
当院では医療機関としてスタッフ全員が清潔に関して高い意識を持って院内環境を整えています。内視鏡検査でも、使い捨て可能な製品はディスポーザブルなものを使い、それができない器具などは、日本消化器内視鏡学会が定めたガイドラインを遵守し、それ以上の厳格さを持って徹底的な洗浄、消毒、滅菌を丁寧に行って、患者さんごとに洗浄、消毒、滅菌をして密閉したものを用意して使用していますので、安心してご相談ください。
文責:新家 卓郎 院長 【消化器内視鏡専門医・消化器病専門医・肝臓専門医、肝臓暫定指導医・総合内科専門医】